ウガンダ「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」活動報告

ウガンダ「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」活動報告
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弊社では2013年から、自社サービスであるWebiderにご契約いただくと、月額利用料の一部を認定NPO法人テラ・ルネッサンス様にご寄付させていただいてきました。
現在は契約ごとでなく、毎月定額の支援をさせていただいております。
(寄付総額3,707,500円 ※2020年6月時点)

毎年訪問いただき活動のご報告をいただいておりますが、今年はオンラインにて実施いたしました。

認定NPO法人テラ・ルネッサンスとは

テラ・ルネッサンス様は地雷・小型兵器・子ども兵・平和教育に取り組まれている団体です。

リタワークスからの寄付は、これまで、カンボジア ロカブッス村における小学生の通学支援や住民の方の生活支援などに役立てていただきました。
2019年度以降は、アフリカ ウガンダにおける「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」に役立てていただいております。今回は、そのプロジェクトについて、テラ・ルネッサンスの栗田様より活動のご報告をいただきました。

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ウガンダ「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」とは

アフリカ ウガンダでは、1980年代後半から内戦が始まり、反政府組織と政府軍による戦闘が繰り広げられるなか、3万人を超える子どもたちが誘拐され、「子ども兵」として戦わされたり、女の子であれば兵士と強制結婚をさせられました。

現在、ウガンダでは停戦合意が結ばれていますが、隣国のコンゴ民主共和国や中央アフリカ共和国では反政府組織の活動が続いています。
ウガンダの治安は少しずつ回復していますが、多くの元子ども兵が精神的、そして肉体的なトラウマを抱え、社会復帰が困難な状況に置かれています。また、社会復帰が困難な背景には、「地域住民から加害者としてみなされている」ことも関係しています。

そこで、「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」では、元子ども兵が社会復帰できるよう、識字・計算能力などの能力や職業技術を高めるための「能力向上支援活動」、トラウマを乗り越えるための「心理社会支援活動」、訓練に集中できるように食費と医療費をクーポンで配布する「BHN支援活動」などが実施されています。
プロジェクトを実施する学校「スマイルハウス」には、元子ども兵だけでなく地域住民も通っています。スマイルハウスでプロジェクトを受ける元子ども兵の数は年々減少傾向にあるとのことです。スマイルハウスに通う元子ども兵がいなくなり、このプロジェクトが必要でなくなることがプロジェクトの目的だと栗田さんはお話しされます。

元子ども兵社会復帰支援プロジェクト

2019年7月下旬より、10期生42名に対して1年半にわたって続いていく職業訓練が開始されました。19名の元子ども兵、23名のウガンダ北部の最貧困層の方々が、日々職業訓練に励まれています。
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If you want to go fast, go alone.If you want to go far, go together.

はやく行きたいなら1人で行け
遠くまで行きたいならみんなで行け

アフリカのことわざだそうです。

元子ども兵の背景には複雑な課題があります。
新型コロナウイルス感染拡大により、ウガンダでも大きく影響を受けていること、また、それに対して様々な取り組みをされていることを伺いました。
様々な逆境に立ち向かいながらも、元子ども兵という課題の解決に取り組むことはとても大変なことだと思いますが、そのような難しい課題に対してみんなで取り組めば解決できると感じました。

テラ・ルネッサンス様、Webiderをご契約いただいている皆様、ありがとうございます。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
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